【火災】背側側背の鉄則とは??消防戦術の基本のひとつです!
お疲れ様です!
よろずです(`・ω・´)b
今回は火災戦術の基本のひとつを紹介して行きます!
こちらの記事を読んでからこの記事を読むとより理解が深まります(`・ω・´)b
・背側側背戦術とは??
消防戦術のひとつです。
筒先配備の順番を記しています!
・使われる想定
・木造住宅建物火災
・住宅街で建物が密集している
・逃げ遅れは無く延焼拡大防止が最優先である
上記のような状況の時に使われる戦術です。
筒先配備の順番を記しています!
・順番を考えよう!
【前提条件】
・玄関を正面とする。
・玄関裏を背面とする。
・玄関から右左側を側面とする。
『背側側背の鉄則』
↓
背面
↓
側面
↓
側面
↓
背面
の順番に筒先を配備せよという事になります。
①背面
一番最初に筒先を部署する場所は背面です!
理由としては、
・玄関裏側は物置化している。
・裏面は比較的侵入しにくく時間が掛かるため。
・万が一裏面が延焼した場合は拡大の一途にだどるため。
風向きなどにもよりますが基本的には背面に部署します!
②側面
次に側面に部署します!
この時点で二点筒先が確保されているので挟撃戦術になります。
理由としては、
・側面も物置化していることが多い。
・建物が比較的隣接していて延焼の危険が高い。
側面に道路などがある場合は防火帯として考えます。
道路の幅があるぶん延焼しにくいという考え方です!
これはブロック火災戦術の角火災の考え方になります(`・ω・´)b
③側面
三点筒先が配備され包囲戦術が完成します。
火点をぐるりと筒先が囲むイメージです!
④背面
延焼拡大すると危険な背面に部署します。
・なぜ正面ではないのか??
なぜ正面ではないのでしょうか?
理由としては、
↓
・玄関は人に見られるので綺麗にしてあることが多く燃えるものが少ない。
・玄関から正面の建物までは基本的に距離がある場合が多い。
しかしながら最近の建物は気密性が高いことや延焼しにくい素材を使っています。
現着したときに建物の中が燃えている場合も多くなってくるでしょう。
そうなると『背側側背の鉄則』は少し形を変えなくてはいけません!
・現代は正背側側か??
現在の建物は燃えにくい素材で出来ています。
よってRC(鉄筋コンクリート)構造のような内容物のみが燃える(火が外に吹き出ない)火災が発生する場合があります。
この状況では背側側背の鉄則では消火することはできません。
屋内侵入をして消火することになります。
屋内侵入をするならばドアコントロールしやすい玄関正面に部署するのが合理的です。
この場合は背面、側面は燃焼物体に放水をせず警戒にあたります。
放水してしまうと熱気が逆流し屋内侵入をしている隊員の身に危険が生じるからです。
さぼっているわけではありません!
消防隊が放水しない場合もちゃんと理由があります(`・ω・´)b
上記を一方攻撃他方警戒戦術といいます。
・まとめ
今回はInstagramを使っていない方向けに書いています!
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