【コラム】消防吏員が取る資格とは?(全部は取らないよ!)

お疲れさまです!
よろずです(`・ω・´)b

今回は消防吏員が取得する資格を紹介します!
採用試験受験者に勘違いして欲しくないのは、取得したから採用に『有利』という資格はありません!

あえて上げるらな大型自動車免許、救急救命士、危険物取扱者乙種第4類になります。
上記は取得していないから試験に落とされるということはないので安心して下さい。

今回の記事は現役消防士が取得する資格の備忘録として活用して下さい(`・ω・´)b

・区分を分けよう

今回は救助系統、救急系統、予防系統、火災系統の大きく4つに分けます!
もちろん紹介している資格以外にも役に立つものは多くありますので先輩方に相談してみて下さい(`・ω・´)b

・救助隊で必要になってくる資格

救助隊に必要な資格や持っていると良いものを上げて行きます(`・ω・´)b

>水難救助

①潜水士

・国家資格
・筆記試験のみ
・取得費は移動費も含めて2万円以内
・仕事として潜水作業をするために必要な資格
・水難救助に関わるなら必須の資格です!!

②Cカード(ダイバー認定証)

・民間が発行する証明書
・講習、実技がある
・安全にダイビングを行う知識と技術を身に着けている証明となる
・消防吏員としては必要ないがここで学ぶ技術は身に着けたいですね!

③小型船舶免許

・国家資格
・筆記試験、実技試験がある
・ボートなどの船外機を使用する場合に必要
・水難救助で船舶を運転する際には必ず必要になります!

>一般救助

①チェーンソー(伐採等の業務)特別教育

・特別教育修了証
・学科、実技の講習
・費用は 2.5万円
・業務でチェーンソーを扱う場合は必要です!

②自由研削といし取替試運転作業者特別教育

・特別教育修了証
・学科、実技の講習
・費用は約1万円
・エンジンカッターの刃の交換で必要です!
・まあなくても交換しますけど

③酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習

・特別教育修了証
・学科、実技の講習
・費用は約2万円以内
・酸欠や硫化水素の危険がある作業において業務に選任する主任者に必要
・急ぎで取る必要はないかも!

④玉掛け技能講習

・特別教育修了証
・学科、実技の講習
・費用は約 2.5万円以内
・つり上げ荷重1トン以上のクレーン、移動式クレーン若しくはデリック、揚貨装置による玉掛作業に従事するために必要
・救助工作車のクレーンを使うために必要ですね!

⑤小型移動式クレーン運転技能講習

・特別教育修了証
・学科、実技の講習
・小型移動式クレーンとは、つり上げ荷重1トン以上5トン未満の移動式クレーンを操作するために必要
・玉掛けとセットです!

⑥フルハーネス型墜落制止用器具取扱特別教育

・特別教育修了証
・学科、実技の講習
・高さが2m以上の箇所であって、作業床を設けることが困難なところにおいて、フルハーネス型を用いて作業を行う場合は、本特別教育の対象となる
・救助隊必須の資格の一つ

⑦小型車両系建設機械運転特別教育

・特別教育修了証
・学科、実技の講習
・機体重量3トン未満 整地・運搬・積込み用及び掘削用をするために必要
・バックフォー(ショベルカー)やホイルーローダーを動かす為に必要です!

⑧巻上げ機(ウインチ)運転特別教育

・特別教育終了証
・学科講習

⑨大型自動車免許

・国家資格
・はしご車などを運用するには必須です!!

>ロープ関連

①ロープ高所作業特別教育

・消防職員は必要なし
・詳しくはこちら
 ↓
ロープ高所作業における危険の防止を図るための労働安全衛生規則
の一部を改正する省令等の施行に伴う特別教育の取扱いについて

・予防業務で必要または知識があった方が良いもの

資格取らなくても何とかなります!
とはいえ基礎知識を身に着けたい方は勉強してみるといいですよ(`・ω・´)b

>消防独自

①予防技術者検定(査察、危険物、設備)

・検定
・筆記試験のみ
・受講料は5,000円くらい
・予防技術資格者に専任されるために必要
・消防機関は必ず配置しなくてはいけないのでこの道を目指す人は必ず取得します!

>危険物関連

①危険物取扱者(甲種、乙種)

・国家資格
・特に乙種第4類の知識が必要となる
・場所によっては消防学校で取得します!

>設備関連

①消防設備士

・国家資格
・特に甲種1類、4類、乙種6類
・消防設備士と対等に話すための知識として取得する方も多いです!

④電気工事士

・国家資格
・第二種電気工事士は誰でも受けられる
・消防設備士甲種第4類を取得するための足掛かりにもなります。

⑤ボイラー技士

・国家資格
・ボイラー関連の届け出を読み解くために知識として必要

・救急隊で必要になる資格

>救急隊として必要

①救急救命士

・国家資格
・医師の指示のもとに救急救命処置を行うために必要
・消防吏員から手順を踏むか専門学校、大学に通って取得する

②救急課程修了

・修了証
・消防学校で取得する
・消防吏員から救急救命士しなるためには必須
・希望を出して受けるか年功序列かは本部によります!

>救急知識を学ぶ講習

①JPTEC

・修了証
・外傷病院前救護がメイン
・約1万円
・救急隊だけでなくすべての消防吏員が受けるべき内容が詰まっています!

②BLS

・修了証
・心肺停止、呼吸停止に対する一時救命処置を学ぶ
・約2万円
・こちらも救急隊関係なく受ける方が多いです!

③ACLS

・修了証
・心肺停止、心血管の緊急処置について学ぶ
・約4万円

④PEARS

・修了証
・重病または重症な小児へのPEARS体系的アプローチを学ぶ
・約1.5万円

⑤MCLS

・修了証
・大量殺傷型テロ対応
・約1.5万円

・まとめ

様々な資格がありますがゆっくり取得して行きましょう!

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