【防災】火事で避難!!ハンカチは濡らす?濡らさない?

お疲れ様です!
よろずです(`・ω・´)b

火災が発生しているとき有毒な煙を吸わない為に口を布で覆いましょう!
と避難訓練で言われた方も多いと思います!

その時に出来れば水で濡らしましょう!
と教わりましたか?

よろず自身小学生の頃は水で濡らしましょう!
と言われていた記憶があります。

今回は水で濡らすべきか濡らさないべきかの結論を出そうと思います。
(`・ω・´)b

なぜ鼻と口を覆わなければいけないか?

そもそもなぜ布で口を覆わなければいけないのでしょうか?
(。´・ω・)?
マスクをしてランニングをすると息苦しいですよね!
早く避難するならそんなことしないで走って逃げようと考える方もいるかもしれません。

答えは最初に書いてしまっていますが、有毒なガスを吸わないようにする為です
煙を一瞬でも吸うと息苦しくなり、せき込むことでより多くの有毒ガスを吸う事になります

代表的なものは一酸化炭素です。
火災の逃げ遅れによる死因の多くは一酸化炭素中毒による窒息死です。
これを避けるためにも正しい避難が必要になってきます。
(`・ω・´)b

・どんな布がいいか?

布がフィルターの働きをします!
なので厚い布の方がよいです(`・ω・´)b

・タオル
・ハンカチ、手ぬぐい

なければ服の袖やネクタイなどで覆いましょう!

実際に布で鼻と口を覆うとどんな効果があるか??

>除煙効果

煙の粒子をかなり除去が可能です!
よろずは火災の時に隊長命令で面体(空気呼吸器の顔に被せるもの)を付けずに屋内侵入して消火活動に当たったことがあります。
煙を吸って喉は痛み、咳き込み、目も刺激がきて涙を流しながら消火することになったのです(笑)
本当に苦しかった。
(´;ω;`)ウゥゥ
煙はホントに有毒なので少しでも吸わないように布で鼻と口は覆いましょう!

布で覆うだけで肺に溜まったり、咳き込んだりすることを防ぐことが出来きます!

>有毒ガスの除去効果

こちらはあまり期待できません!
多少は除去できますが一酸化炭素、二酸化炭素に対してはやらないよりはマシレベルです!

また酸欠事故でも防毒マスクは有毒ガスには効果がありますが、有毒ガスによって酸素が無い(酸欠状態)では効果がありません。
下の方に空気は溜まるのでそれを吸いながら避難して行きましょう。
(`・ω・´)b

>温度低減効果

こちらは濡らした場合のメリットです!!
布を濡らすことにより煙に対する温度が下がります!

気道に入る熱を減らすことにより気道熱傷を防ぐ効果が期待できます。
精神の安定化を期待できます!

濡らすか濡らさないか?

よろずさん個人の意見としては濡らさないです。

なぜかと言いますと、濡らすためにはまず水を探さなければなりません。
近くに水道やペットボトルがあれば別ですがそんな都合のよいことはなかなかないでしょう。
濡らす時間がもったいないです!

また、たとえ水があったとしても濡らしません。
理由は水でハンカチや手ぬぐい、タオルを濡らした場合呼吸がしにくくなります
濡れマスクでランニングをしたことがある方は分かると思いますがかなり辛いですよね。
(´;ω;`)

息が苦しくなり鼻と口を覆う布を外してしまったら元も子もありません!
なるべくハンカチは折りたたんでフィルターとなる重なりが多くなるようにしましょう!

また、検証結果として煙の除去率が下がるという報告がされています。
薄い布ほど濡らすことにより息苦しくなるまでの時間が短くなりますのでタオルなどは濡らしても良いかもしれません。

最後に参考文献は載せますのでぜひ見て見て下さい!

・まとめ

今回はハンカチを濡らすか濡らさないかをテーマに書きました!
避難の仕方なども今後書いて行きたいと思います!

・参考文献

ぬれタオルのガス吸収効果について
消防科学研究所報 12号(昭和50年)

ぬれタオルの除煙効果について
消防研究所 神 忠久
「火災」(Vol.31 No.5)(昭和56年)

ハンカチ・おしぼりの除煙および温度低減効果について
消防研究センター

上記のまとめ
タオルやハンカチ等の除煙効果に係わる実験
消防研究センター(平成26年)

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