【怪談】助けを待つ人

救急隊のリアルさんから怖い話を教えて貰いました!
いつもありがとうございます!!!
(`・ω・´)b

提供から書くまでに時間が空いてしまってすみません!
小説形式で書いて行きます!

登場人物

・塩原消防士:救急隊員(機関員)
採用されて3年目の消防士!
先輩に教わりながら日々現場や事務処理などに励んでいる。
疲れすぎると霊が見えちゃう系男子。

・小林士長:救急隊長
塩原の専属指導者。
この消防署では指導制があり若手に一人上司が付いて訓練や勉強を教えている。
比較的塩原は真面目なので他の人と比べれば楽だと思っている。

・後輩:救急救命士
塩原直属の後輩。
結構できるやつなのに愚痴ばかり言うのが玉に傷。

助けを待つ人

これはとある消防署で起きた話です。

厚い雲で覆われて今にも雨が降り出しそうな空。
そんな空を見て気分が憂鬱になる今日この頃。

いい加減梅雨が明けてもいいのではないか?
久しぶりに綺麗な夕日が見たいものだ。
そんなことを考えながら窓の外を眺めていると小林士長が声を掛けてきた。

「おい!塩原!ボーとしてないでこの山のような確認申請やっていけ!(笑)」
「ちょっと!窓くらい眺めてもいいじゃないですかー!」
「まあな!それはそうとお前、こないだの火災の状況知ってるか?」
「こないだっていうとタワーマンションの火災ですか?概要までしか知りません。」

数日前管内でタワーマンションの火災が発生したのだ。
燃えたのは一部屋だけたったのだが共同通路は煤だらけになり死傷者も多数出たらしい。
その階の住民は改装が終わるまでマンションから出ることになったそうだ。
ニュースにもなり結構話題になっている。
「火災原因調査もやっているらしいがまだ出火原因は調査中だってさ!」
「そうなんですか!火調行きたいな。」
「大変だぞー!火災調査官ってのも!」
そこからは火災調査官についての話を二人でした。
無論、事務処理はこなしながらだ(笑)

『ピー予告指令、XYZ市地内で救急、急病、PA連携支援、入電中』
「お?!内だ!!塩原!後輩!行くぞ!!」
「「はい!!」」
すぐさま隊長と俺は二階の事務所から一階の受付まで駆け下り、場所と内容を頭に入れる。
後輩は先に救急車の輪留めを外し、エンジンを掛けて出動準備を整える。
「あれ?!ここってこないだのタワマンじゃないですか?!」
「みたいだな、搬送困難でPA連携のようだ!行くぞ!!」
救急車に乗り込みサイレンを響かせポンプ車と救急車が同時出場する。

『通信指令室からPA連携出動中、各隊へ、救急、急病、PA連携支援、50歳女性、呼吸困難、5階、501号室、鍵は開錠済み、搬送困難及びCPA状態も考慮しポンプ隊を支援出動、以上』
『救急1了解』
『ポンプ1了解』
隊長がポンプ隊と無線で個別にやり取りを行い段取りを組む。
エレベーターに乗るようにサブストレッチャーを使用、布担架も持って行く。
呼吸困難事案なので呼吸管理バック及びAEDも必須だ。

現着し救急隊3名とポンプ隊2名でエレベーターから五階に向かう。
出火は3階からだったようで外から見ても煤が酷い状態だった。
サブストレッチャーを載せても結構余裕があるエレベーターだったのは幸いである。
流石はタワーマンショだ!。

501号室に入り救急車を呼んだ女性と接触する。
意識もしっかりしており主訴は息苦しいとのことだった。
後輩と隊長が観察と処置を行い俺はポンプ隊と搬送準備を整える。

「よし!救急車に向かおう!」
隊長の指示でエレベータへ移動する。
一階のボタンを押して光っていることを確認したと同時にエレベータがゆっくりと動き出す。
止まることなくスムーズに降りていき

「ピンポーン!」

到着音と共にドアが開く。
真っ暗な廊下にまだ焦げ臭い匂いが残り、壁は未だに煤だらけの光景が見えた…。
「え?!一階なのか?!」
全員が同じ反応をする。
3階のボタンは誰も押していない。
勝手に止まるなんてありえない!!!

と困惑していると直ぐにドアが閉まる。
何事もなかったように一階に降りるのだった。

傷病者を救急車に収容しポンプ隊は引き揚げる。
引き揚げたと同時に火災指令が入電し出場していった。

俺は2階に止まってドアがまた閉まった時に気付いてしまった。
「あ、乗ってきたな…」と。
そして火災入った時に、ポンプ隊員の方に付いて行ったんだなってね(笑)

おわり

おわり

怪談シリーズも4話になりました!
話題を提供してくれる皆さんのおかげです!

皆さんの怖い話やうわさを待ってます!!
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