【救助】『モンキー渡過』を徹底解説!

お疲れ様です!
よろずです(`・ω・´)b

今回は渡過法について解説していきます!
渡過とは救助技術大会で良くメディアで取り上げられるロープを渡る技術の事です。

3部制として今回は第二回のモンキー渡過について解説していきます。
(`・ω・´)b

慣れていないと青あざだらけになりますよね(;’∀’)
少しでもコツをつかんで楽に渡れるようになりましょう!

・モンキー渡過とは?

モンキー渡過とは、水平もしくは斜めに展張されたロープを渡る手段のひとつです。
サルが木をぶら下がりながら渡って行く姿に見えるのが名前の由来だと思います(`・ω・´)b

特徴として下を見ないので高所への恐怖感がセーラー渡過よりも低いことが上げられます。
しかしながら、腕力、腹筋が必要不可欠です!!

救助技術大会ではロープブリッジ渡過の競技でセーラー渡過と組み合わせて使われます!

・救助操法の基準で言うと?

消防救助操法の基準

第五節 渡過法

(渡過操法の種別)
第一二九条 モンキー渡過法(渡過二)

(命綱の作成及び渡過の要領)
第一三三条 次の各号に掲げる命綱の作成及び渡過の要領は、当該各号に定めるところによる。

一 命綱は、小綱の一端にもやい結び及び半結びで小さな輪を作り、この輪にカラビナをかけて足もとに下げ、カラビナが地面につく長さにして腹部にコイル巻きもやい結びで結着し、半結びをかける。

三 渡過(二) 渡過ロープの下に右(左)手を進む方向側にして両手で下がり、右(左)足をひざまでロープにかけ、体の反動を利用して、左(右)足を右(左)足の先に振りかけるとともに、右(左)足を伸ばしてロープからはずして振り、左(右)手を右(左)手の先に握りかえ、次いでこの動作を繰り返して渡過する。

と定められています!
文字だけだと分かりにくいのでこちらで確認して見て下さい!

・使う結索は?

『コイル巻き胴もやい結び』になります!
腰からたらすロープの長さはもやい結びにカラビナを装着させて地面につくくらいの長さです。
(`・ω・´)b

・コツは?

ポイントで分けて説明して行きます(`・ω・´)b

①基礎体力

セーラー渡過、チロリアン渡過と比べて体の負担が大きいモンキー渡過は基礎体力が必須になります。
必要な部位は腹筋力、腕力、脚力です。
特にモンキー渡過が苦手なかたは上体が落ちていることが多いので腹筋を鍛えましょう!
上体が上がると遠くを取れるようになります!

体の動かし方

モンキー渡過は他の渡過と比べて体の動かし方で大きな差が出ます。
ポイントを見て行きましょう!

・目線は上を見て

目線は斜め上の方向です!
最初の頃はだらんと首を下げてしまいがちですが首は体と一直線になるイメージ!

首を下げてしますと遠くに手を取ることが難しくなり体力が尽きていしまう原因になります。

・上体は起こす

腹筋を使って上体を起こします!
ロープを体に近づけるイメージです(`・ω・´)b

離れれば離れるほど手を遠くに出すことが出来ななくなり体力の消耗が激しくなります。

・足は外回りに回さない

慣れていない頃はかかとを外から回してしまうことが多いです。
そうすると足は体を支える為だけのものになってしまします。

かかとでロープを蹴るようにしましょう!
足の力が推進力に変わります!
自転車をこぐイメージでやれと私は教わりました。

動画を見ると分かりますが外回しではなく内側に蹴るように足を進めているのが分かると思います。
(動画はモンキー渡過を渡るところから始まります。)

番外編:斜め登はん

角度をおおむね30度にロープを展張することでモンキー渡過の要領で登ることができます。
この時、コイル巻き胴もやい結びよりロープを短くします。
使う事は無いと思いますが知識として入れておきましょう!

・まとめ

まとめ

・基礎体力を強化する(腹筋、腕力、脚力)
・体とロープが平行に一直線になるような姿勢で渡過する。

モンキー渡過は基礎体力を高めれば渡れるようになります!
回数、スピードは少しずつコツを掴んでいきましょう!

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