【採用】乙４を取るメリットとは？

今回はたまたま理容室の隣の席にいた消防士志望の方からの質問です！
こんな感じで質問の内容は優先的にアップしていきます。
(`･ω･´)b

質問内容

・消防士になる為に取得しておくと良い資格はあるか？
・どのような状況でプラスになるか？
・試験の難易度はどんのような感じか？

について回答していきます。
(｀･ω･´)ゞ

前提条件

前提条件としては
公務員試験の勉強が一番大切です！！

上記を踏まえて、
・勉強や時間に余裕がある。
・面接のネタが欲しい。
・将来は予防業務につきたい。
に当てはまる方は

危険物取扱者乙種第４類（通称：乙４）
を取得することをお勧めします！

どんな資格なの？

乙4はガソリンスタンドなど石油系統（ガソリン、灯油など）を貯蔵し取り扱う為に必要な資格です。

ガソリンスタンドでバイトをする場合この資格を持っていると多少時給が上がります(笑)
国家資格なので履歴書にも書くことが出来ますよ！
運転免許証のような顔写真付きの免状になります。

ちなみに4600円から受けられます(`･ω･´)b

消防士として取得しているメリット

【面接】
面接の際に予防業務（査察、消防設備の審査など）について話す方は少ないため印象に残ると思われます。
なんでこんな奴が受かったんだ？？？
という後輩がいて面接のときの内容を詳しく聞いたら予防業務に付きたいと言っていたそうです。

また消防法の観点からも

消防法第1条
この法律は、火災を予防し、警戒し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、火災又は地震等の災害による被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行い、もって安寧秩序を保持し、社会公共の福祉の増進に資することを目的とする。

この火災を予防しというワードが一番に来るのは一番大切だからです！
（重要な順でワードが並んでいます。）

消防士のイメージは火災、救助、救急！！
というイメージが強いですが災害を未然に防ぐ予防業務も是非知識として入れて置くことをお勧めします！
(`･ω･´)b

余談ですが、
田舎消防は課長が面接官を行っている場合があります。
課長の中には予防課長がいます！！
予防の話をしてくれたら嬉しいと思いますよ～！

【消防学校】
消防学校で取得しなければならない場合があります。
持っていれば他の学生と比べると楽な学校生活を送れます。
優秀賞や学力賞、体力賞などにも関わってくる資格です。
（僕の所ではそうでした！）
(`･ω･´)b

【査察】
消防署では定期的に危険物取扱施設（ガソリンスタンドなど）の査察やタンクローリなどの抜き打ち検査など行います。
この時乙４を持っていなくとも問題はありません。
しかし、
貯蔵している危険物やタンクの構造などがこの資格試験で学べるので知識が付きます。

【予防技術者検定】
消防に入り予防業務を務める方や若手が受けさせられる（署による）試験です。
この中の項目には危険物があります。
持っていても消防士じゃなければ全く意味をなさない資格なのであえて取得する必要はありません！！

試験の難易度は？？

そこまで難しい試験内容ではありません！！
1か月、１日２時間ほど勉強時間を設ければ十分取得できます。

【おすすめの参考書】
参考書はユーキャン
問題集は工藤本
心配なら試験形式の問題集１冊
上記3冊を買っておけば受かるでしょう！

最後にリンクは張って置きます。
(｀･ω･´)ゞ

理系、文系は特に関係ありません。
毎年同じような問題が出るからです。
どれだけ多くの問題を解いたかが合格のカギになってきます。

まとめ

大切なことなのでもう一度書きますが一番大切なのは公務員試験対策です！！
ここを疎かにして乙四を取得しても採用試験に落ちてしまうと本末転倒になります！！
余裕がある方や面接のネタにしたい人は取り組んでみましょう。
(`･ω･´)b
勉強しているという意思表示だけでも違うと思います。

おまけ

僕はP助１９歳高校を卒業して４月から消防学校へ入校している。
今回紹介するのは消防学校の１ページだ。

教室には１００人近くの学生がいる。
各消防本部で採用された消防士の卵だ。
もちろん俺もその一人である。

ある朝教官がホームルーム中にこんな事を言いだした。
「いいかお前ら！！1か月後に危険物取扱者乙種第4類資格試験を実施する！！」
「よし！！！」
そういえば入校する時に資格試験があるっていってたな～。
なんて考えながらよしと返事する。
消防学校の返事はハイじゃなくよしだ。

「お前らの資格試験の費用は税金で支払われる！落ちることは許されない！！」
「よし！！」
そりゃそうだよなと思う俺。
しかし次の一言でざわついた。

「資格試験に落ちれば優秀賞、学力賞、体力賞の候補ではなくなる！しっかりと勉強するように！！以上！！」
「よし！！！！？」
賞とは消防学校生活で体力、学力に優れたものが受賞するものである。
各消防署で取ってこいと念押されるやつだ！
もちろんみんな受賞したいと思っているしプレッシャーもあるので必死に訓練や試験に臨んている。

教官の話が終わったあと赤本（危険物の参考書）が配られる。
真っ赤な本だから赤本だ(笑)

俺は工業高校の時に既に取得している。
資格試験に落ちても賞には関係ないと言われた。
落ちるつもりはないけど気持ち的には楽だ！！

各々の反応は
「楽勝じゃん！！」
「終わったマジでヤバい！」
「持ってる奴はいいな～！」
などなど様々だ！

むろん落ちたら各署に通達されるのは言うまでもない。

さらに訓練や救急や救助の試験勉強その上資格試験とくればなかかな地獄(;’∀’)

1日の訓練が終わり夜は作戦会議になる。
同じ部屋でこの危険物取扱者乙種第４類を取得しているのは俺だけなのであーでもないこーでもないと言いながら作戦を立てた。

基本的にこのような資格は参考書を読み込むよりも問題をひたすら解いて覚えていく方が効率が良いことを伝える。
全員問題集を購入し勉強するのだった。

他の人にもアドバイスはしたが問題集を購入してまではやらないという人も結構いた。
赤本の内容を一期一句間違えずに覚えれば受からなくもないが問題集を解いた方がマジで確実。

そして1か月後の合格発表日！
その言葉を信用せず問題集を購入する金をケチった何名かは資格試験に落ちてしますのであった。
(´;ω;｀)
俺の部屋の同期は全員合格したので何よりだった！
見たことない問題があって焦ったとも言ってたが(笑)
落ちた方は教官、課長に怒られたり何なりあったらしい。

受かれば天国落ちれば地獄！
こうなりたくなければしっかり勉強しよう！！