【現役向け】大規模災害に立ち向かうための活動食

お疲れ様です!
よろずです(`・ω・´)b

今回は東京消防庁が東日本大震災の緊急援助隊の経験を踏まえて検証した
大規模災害発生時の隊員の効果的な活動食の摂取方策に関する検証
を分かりやすく書いて行きたいと思います!

防災グッズの選定などにも参考になりますので是非最後まで読んで見て下さい。
(`・ω・´)b

・緊急援助隊の飯事情

2011 年3月に発生した東日本大震災では、緊急消防援助隊として東京消防庁から延べ約 3,000 人の隊員が約 2 カ月間にわたり派遣されました。
3,000人が一度に派遣されたのではなく、4日程度で交替するローテーション方式です。

今回紹介する論文は上記に参加した隊員にアンケートを行い首都直下地震に向けての準簿として検証されたものです!

そもそも通常の消防活動は数時間から2日(倉庫火災など)程で終息します。
しかし、地震や津波、噴火など大規模災害が発生した場合は1週間、数ヶ月復帰まで掛かります。

数日であれば劣悪な環境で過酷な活動も可能かもしれませんが上記になると精神的にも肉体的にも厳しくなりますね!
そこを支える重要なポイントが食事と休息です!

特に災害が発生して数日間を災害急性期(急性期)はかなり追い込まれます。
物資も足りず、人員も足りない、しかし救わなければいけない人は沢山いる!
この過酷な状況で体を動かすためにも疲労管理が重要になってくるのです。
(`・ω・´)b

これは僕たち一般人にも言えます。
災害が発生して支援準備が整うまで3日は掛かると言われています。
この3日生き抜くための食事を見て行きましょう!

・早速活動食を紹介!!

根拠などを次に書こうと思いましたがそんなの要らないぜ!
結論だけ教えてくれや!!
という方もいらっしゃると思うので早速紹介と簡単になぜか?
を書いて行きたいと思います!!

【温かい食べ物】

温かい食べ物は活力と精神的な癒しを与えてくれます!
こういう時だからこそ温かい食べ物を食べましょう!

>アルファ米シリーズ


防災グッズと一緒に良く売られている非常食です!
東京消防庁でもこちらを緊急援助隊の食料として備蓄しているそうです!

【特徴】
・5年間長期保存が出来る!
・冷たい水でも食べれる!
水の使用量がカップ麺の半分以下で済む!
 ↓
 水が貴重な災害現場ではありがたい!!
スプーンが袋に入っているので手づかみで食べなくてOK!衛生的!
バリエーションが多い(重要)

バリエーションが多いのはとても重要です。
カップ麺なども美味しくても毎日食べたら空きますよね(;’∀’)
実際に緊援隊の現場でも同じものしか食べられなかったことはストレスだったとのことでした。

また、自衛隊の戦闘糧食は 21 種類のメニューのうち 20 種類がご飯食(残りの1種類は乾パン)ということも踏まえると主食はご飯になるように計画を立てて備蓄する必要があるかもしれませんね(`・ω・´)b

>カップ麺、各種レトルト食品

紹介する必要がないくらい浸透してますね!!
しかしながら食べる時は箸などが必要になるので忘れずに持って行きたいです!

・カップ麺は水でも食べれます(美味しくはない)
・レトルトも温めなくても食べることが出来ます!

レトルトに関しては、バイクのエンジンや排熱部に張り付けると運転している間に温まります!!

災害現場でカップ麺の汁を捨てるのに苦労したという意見もあるのでなるべくゴミが出ないものを選択するのが良いかもしれませんね!
(`・ω・´)b

【飲み物】

>水


水は生きて行くには必ず必要になってきます!
人間は水分を取らないと3日で亡くなると言われています。

一人当たり生きて行くには1ℓ以上、活動するには2ℓ以上必要になります。
台風など想定できる災害の際は水を風呂桶に貯めるなど備蓄しましょう!

>コーヒー

コーヒーは精神を安定させる作用があります。
緊援隊でも温かいコーヒーは好評だったとのことでした!

>野菜ジュース

栄養バランスを考えて野菜ジュースも好まれたようです。
食物繊維も摂取できるので便秘などの消化器系の不良の改善や防止を期待できます。

【食べ物】

>魚肉ソーセージ

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

日本水産/おさかなのソーセージ 70g×4本
価格:236円(税込、送料別) (2020/12/27時点)


消防隊員の総摂取エネルギー量に着目した魚肉ソーセージの効果検証という論文があるほど魚肉ソーセージは注目されています!
クッキーや乾パンと違って水分を持ってかれず食べやすい!
エネルギーという点では乾パンより劣りますがタンパク質を効果的に摂取できます!

>カロリーメイト


言わずと知れた携行食!!
リンクを貼ったのは三年間もつ防災用です(`・ω・´)b

>ゼリー


五年間保存できるゼリーです!
栄養とエネルギータイプの二種類があります!

>栄養ドリンク

瓶タイプは割れたり、飲んだ後にかさ張ったりするので注意です!

>缶詰


栄養バランスや精神面の対策として長期保存が可能な缶詰を備蓄しておきましょう!
賞味期限が切れていても缶の表面に傷や錆びなどがなければ賞味期限が切れていても食べられます!

・個人補給食

個人でポケットなどに入れて持ち歩き食べられる食品の事です!

>飴、チョコレート、ガム

ポケットに入れられるようなお菓子です!
作業中に食べたりも出来る個別包装が良いと思います。

個人的には飴がおすすめです!
チョコレートのように溶けたりせず味も豊富にあるので(笑)。

>ようかん


個人的にはようかんが好きなので紹介します(笑)。
このようかんは防災用で五年間保存できるものです!
暗所でも取りやすく点字など採用して誰にでも受け入れやすい作りになっています!

>サプリメント、果物

活動食では補う事が難しいビタミンやミネラルの補給のために用いるようです。
カバンに一つマルチビタミンのサプリメントを入れても良いかもしれませんね(`・ω・´)b

活動食に求められる要素とは?

【活動食の要素】

・季節などの環境に左右されない
・食べやすい
・十分なエネルギー、栄養素を補給できる
・備蓄が出来る
・非常食とは違う!
 ↓
 非常食は命を繋ぎとめるためのもの。
 活動食は救助活動に従事するエネルギー源となるもの!
 後方支援隊がくるまでの繋ぎの役目もある。

【求められるエネルギー】

出典:東京消防庁、大規模災害時の隊員の効果的な活動食の摂取方策に関する検証

栄養素やエネルギーの数値を出す為に参考にしたのはアスリートの食事とのことです!
一般人と比べても必要なエネルギー、栄養素が段違いですね!

防災バックに非常食だけでなくサプリメントや活動食を入れることで生存に繋がると思います。

【活動食の機能】

>温かい食事であること

出典:東京消防庁、大規模災害時の隊員の効果的な活動食の摂取方策に関する検証

・体温の維持や消化酵素の活性化により消化を高めてくれる!
・メンタル面の癒しの効果が期待できる!

>主食としてご飯が中心であること

・普段食べているものが良い!
・パンは食べやすいが毎日は飽きるし水分を持って行かれる。
・自衛隊の活動食もごはんが中心である!

>メニューが単調でない事

・栄養バランスの偏りを防ぐ。
・連食による飽きや食欲低下を防ぐ。
・栄養バランスを毎日しっかり取ることは難しいので1週間、一ヵ月スパンで充足させる
 ↓
 使用する食材に多様性が求められメニューが豊富になる!

>水の重要性

・飲料水としての利用
・身体衛生の維持
 ↓
 手洗い、うがい、洗顔、歯磨き、コンタクトレンズの洗浄、トイレの排水などなど!
 1人当たり3ℓの水が必要!!
・災害急性期は水がないと考えた方が良い!
 ↓
 備蓄をしよう!!

・まとめ

この記事が各消防機関の備蓄品の参考になれば幸いです!

防災バックの非常食の参考にもして下さい!
よろず自身は水と簡単な携行食は常に常備しています。

今後は自助だけでなく共助の部分も触れていきたい!
ご意見感想お待ちしています

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